絶対にウケる芸は何か
一発芸・余興・宴会芸・・・進んでやりたくはなくても、やるからには笑いを取りたいですよね。
絶対に笑いを取れる芸は存在するのか
笑いが取れるに越したことはありませんから、ぜひ知りたいところだと思います。
結論から言うと、絶対に誰もが笑う芸というのはありません。
10人いれば10人が、100人いれば100人が違う感性・好みを持っているのは当然のことです。
よく、自分が面白いと思っていても、ネット上では批判されていたり、ということがあるかと思います。
単にネガキャンをしたいだけのアンチも多数いると思いますが、行って数は本当に面白くないと思っているのもまた事実です。
逆もまた然りで、自分がつまらないと思っていても、面白いと感じる人はいます。
「よくこのネタでテレビに出れるな」と思っても、それは一定数の面白いと思っている層がいるから、すなわち自分とは好みの違う連中が存在するからなわけです。
改めて説明すれば、「そんなのあたりまえじゃん」と思うでしょう。
しかし、そう思っているあなたですら、自分がネタを考えるときには、「このネタで笑わない人がいたらどうしよう」とか、達成できなくて当たり前のはずの悩みに苦しむわけです。
笑いをとるとウケるは厳密には違う
私の中では二つの表現は使い分けています。
笑いをとる場合は、笑わせること自体が目的になってます。
極端な話くすぐって笑わせても、「笑いをとる」に分類されると考えています。
一方で、ウケるは面白いと感じてもらうことです。
これは感心させたりなど、「心」を動かすことです。
「笑いをとる」は動作としての笑いでしかありません。
もちろん、笑いをとった結果ウケたりといったこともあり、共通項も多い二つの言葉です。
しかし、人に動作を強いるには命令するしかありませんが、心を動かす場合は色々な方向から働き掛けができますよね。
それこそオリジナリティがあふれる工夫を感じたときは人の心は動かされやすいでしょう。
絶対にウケる芸はあるのか
ならば、絶対に笑いが取れなくても、絶対にウケは取れるのか、というとその答えも残念ながらNOです。
この世に絶対はありません。
「ウケる」とはある意味、他の人から評価されることだと思います。
人を評価するのは頑張りを感じたり、成果に心を動かされたりした時です。
全員に評価されるのは難しくても、特定の人物に評価されるように努力することはできると思います。
そして、全員の評価を得るよりも、尊敬する誰かの評価をもらえるほうが嬉しかったりもします。
絶対に誰しもがウケる芸はありません。
しかし、特定の誰かの心に響かせてウケることはそんなに難しいことではありません。
そして、必ず頑張りを評価してくれる人はいます。
全員に絶対受けないといけないと思うから、何も思いつかないし何もできなくなってしまうわけです。
100人いたら100人全員が笑うネタよりも、1人の心をつかもうとするネタを考えてみてください。
不思議なもので、そうやって考えたネタが意外と多くの人の心をつかんでウケたりします。