大学生・社会人必見 お勧め一発芸ネタの作り方

新入生・新入社員への無茶ぶり、一発芸・余興・宴会芸。おすすめの対策をご紹介。

余興のリスクを減らす方法3選

ここでは30秒以内でやるような単発の芸を一発芸、あらかじめ5分~15分程度の時間を与えられた芸を余興とします。

 

余興をやるシーンは結婚式、合宿の打ち上げ、忘年会など様々あるかと思いますが、基本的には前広に余興をやらされることを周知されるはずです。

そして、長い時間が与えられる以上、個人技ではなく複数人での芸となるでしょう。

 

本ブログの指針に従って戦略を綿密に練っていざ本番、といっても100%ウケる保証はどこにもありません。

相手は人間ですし、心理を100%読み切って笑いのツボをつくことは不可能です。

 

一発芸はスベったとしても、短い時間のことですし、後に尾を引きにくいでしょう。

単発のネタな分、空気を入れ替えて次のネタに移ることもできます。

 

しかし、ある程度の長い時間がかかる余興では、途中でスベることは極力避けたいです。

一度スベってしまった空気を取り返すのは非常に困難です。

さらに、途中でスベってしまうと、その空気のままネタを続けなくてはなりません。

 

というわけで、できるだけリスクを減らして余興を行う方法をご紹介します。

 

1)自信のある・ウケる展開を序盤に持ってくる

よく、最後に面白いボケとか展開を持ってきたほうがいい、という意見の人がいます。

しかし、はっきり言ってそんな出し惜しみは不要です。

美味しいものは最後まで残しておく派の人も、余興においては命取りと考えてください。

下手にあとのほうに面白い(と思っている)ネタを残しておくくらいなら、全体を短くしてでも全部面白いネタにしたほうが100倍マシです。

 

前文で述べた通り、一度冷えてしまった空気を温めなおすのは非常に難しいです。

そして、一度温まった空気は熱を帯びたまま残りやすく、笑いの沸点も下がってきます。

最初に盛り上げてしまえば、そこまで面白くなくても笑いを誘いやすいのです。

 

また、一度笑いが起これば、ネタをする側の自信にもつながります。

自信満々でネタをするほうが心にゆとりもでき、観客にも安心感を与えられます。

笑いや盛り上がりは、安心した空気の中でこそ生まれやすいものです。

 

2)音響やリズムネタを取り入れる

音楽を取り入れる有用性は以前にもお話ししましたが、これもリスク回避に効果的です。

スベった空気というのは、沈黙から生まれます。

間の使い方というのは難しいもので、適度な間は笑いを誘発しますが、長すぎると沈黙となり白けた空気につながります。

間がなくても、盛り上がりがなく淡々と話術だけでネタが進んでいる場合にも、一定の退屈なリズムを観客が感じて、結果白けてしまいます。

 

そこでBGMをうまく活用したり、ネタのベースをリズムネタにすることで、余計な間を作らず会場全体の空気を自然と温めることができます。

気持ちが高揚するような音楽・リズムを利用することで、笑いに対するハードルも下がってきます。

 

さらに、音楽が流れているだけで、会場が盛り上がっているかのように観客を錯覚させられます。

周りが盛り上がっていると感じた観客は、自分もその盛り上がりに乗じようと勝手に空気を温めてくれます。

 

下手な語りを長々と入れるくらいなら、音をうまく多用して味方を増やしましょう。

 

3)分かりにくいことはやらない。

これちゃんと伝わるかな?と少しでも思ったらそのままそのネタをやるのはやめましょう。

細かすぎて伝わらないモノマネをやる場合でも、抽出部分が細かいから伝わらないというだけであって、何をやっているのかははっきり伝わるようにしてください。

複雑なシチュエーションをやるなら小道具を駆使して伝える努力をしてください。

 

「今の何だったの?何したの?なんて言ったの?」と観客が思ってしまえば、そこで思考が一旦停止してしまいます。

一度の伝わらないネタが後続のネタにも響いてしまうのです。

人はわからなかったものに固執しやすいです。

 

TOEICのリスニングで聞き逃した文を「あれ?今なんて言った?」と思ってしまったばっかりにそのあとの文章も頭に入ってこなくなってしまうことがあるかと思います。

TOEICなら戦略として聞こえなかった部分を捨てることもできますが、余興のネタでは一度気になった部分はずっと気になってしまいっぱなしです。

 

 

特に、長いネタを要求されているシーンでは、一度空気が冷えてしまうと立て直すのは不可能だと思ってください。

長い時間を終始盛り上げ続けるためにも、リスクを極力減らして、余興を見る方もやる方も楽しい時間を過ごしましょう。