新入社員が歓迎会で一発芸(余興)を振られたときのおすすめ 「複数人編」
新入社員の一発芸(余興)「複数人編」です。
なぜ(余興)かというと、グループで芸というか出し物をやらされるときはしばしば一発芸ではなく余興というワードが使われるからです。
複数人でやることを想定している場合は、幹事さんも気を利かせてステージがあるような会場を押さえてくれていることが多いです。
方針は大学生の場合とは少し変わってきます。
一人編でも触れましたが、相手が老若男女いて酔っ払いも多いことを想定しています。
そして、笑いよりも盛り上がりが重視される、と考えてください。
そもそも芸を見る側は、新入社員の芸に爆笑を期待してはいません。
「酒のつまみに盛り上がりたい」だとか、「今年は元気な新入社員がいるな」だとか、そういう目線で見ている観客がほとんどです。
大爆笑が盛り上がるのは間違いありませんが、盛り上がるための方法は大爆笑以外にもあります。
どちらが観客のニーズを狙いやすいのか考えたうえで、戦略を練りましょう。
大勢でチームを組む時にやるべきネタは
1)ダンス
やはり幅広い年齢層の観客に合わせるのであれば無難なのはダンスです。
その年に流行ったものを取り入れれば、それなりに盛り上がります。
ただし、流行に乗っかるということは、皆がやる方法ですので、いつも通りあなたならではのオリジナリティを追加しましょう。
衣装にこだわるでもよし、ダンスのキレを重視するでもよし、間奏に寸劇を挟んだりモノマネなどの小ネタを入れるもよしです。
例えばアイドルのダンスはそこまでキレがあるものは多くありませんが、女装した男たちがキレキレのダンスにアレンジしてみる・・などです。
予想通りの中に一要素でも観客の期待を上回る物を入れ込みましょう。
注意点は、しっかり音響が使えるのか等確認して舞台を整えることです。
音楽など使える外部要因はとことん使っていきましょう。
下記記事も参考にしてください。
2) 2-3人でできるショートコントの組み合わせ (芸人さんのマネ)
芸人さんが世に輩出した数々の面白ショートコントを使わせていただく方法です。
観客の世代が幅広い分、幅広い層のコントを取り入れてみるといいでしょう。
その分、そこまで無名の芸人さんを探し当てようとしなくても大丈夫です。
ネタによっては知ってる人知らない人が出て来る状況を作れるので、かえって後々の話のネタにもなります。
これも基本方針に従って、調査→練習(マネ)→オリジナリティを追加、としていきましょう。
全体で5分もやるとやや長く感じますので、時間制限が厳密に設けられているわけでないのなら、3分以内に収めましょう。
合いの手を「続きまして」以外で一工夫するのは有効です。
後はショートコントのタイトルは大きい声でゆっくり言いましょう。サラッとボソッというと、聞き取れなかった人たちは芸に集中してくれなくなってしまいます。
3)(もし2人・3人だけなら)がっつり一ネタ、芸人さんのコントor漫才
一つのネタに絞って、練習量で差をつけるパターンです。
「面白いネタは久々に見返しても面白い」というのは真理ですので、あなたが面白いと思った芸人さんから拝借して、しっかり練習した上で披露しましょう。
注意点は、お酒を飲んでる人が多いのでちょっと頭を使うようなネタや、動きがあまりないネタはやめましょう。
ボケとツッコミがどんどん出るようなテンポの良いネタのほうが、すっと入ってきます。
ボケ・ツッコミの中で内輪ネタのオリジナリティがあれば尚よしです。
「それ○○課長の○○じゃねえか!」みたいな要素をなにかしら盛り込んでみましょう。
会社の先輩の口癖・笑い方等々を取り入れるべく、日ごろの観察を活かしてください。
4) 寸劇
大人数を活かすならダンスじゃなくて劇形式にするのもおすすめです。
構成を練る際にはみんなの知恵を出し合い、それぞれの特技があれば盛り込んでみましょう。
何かベースがあって劇をするにしても、基本的に劇それ自体にオリジナリティがふんだんに盛り込まれるものなので、練習量が完成度に直結します。
ベースにするのは何でもいいと思いますが、ディズニーとかジブリのワンシーンでもいいし、コント仕立てでもいいし、インド映画とかマニアックなところから持ってきても面白いです。
ただし注意点として、時間配分は難しいです。
内容によって長すぎと思われたり、もう終わり?と思われたりまちまちです。
練習の段階で通しでやってみて、客観的に評価することが大事です。
「途中までよかったのに」とか言われないように、練習を重ねましょう。
5) 企画ネタ(テレビ番組のパロディ等)
モノマネ王座決定戦でもクイズ番組でも、テレビ番組を題材にしたある種の寸劇といえるでしょう。
観客を巻き込んでもいいと思いますが、事前にこっそり許可はもらっておいてください。
これも笑いではなく盛り上がりを重視してみましょう。
MC役の人にキャパシティがあれば意外と成立してしまいます。
というわけで、新入社員の皆様、いかがでしたでしょうか。
多少なりともヒントにはなったんじゃないかと思います。
芸で目立っておくことは悪いことではありません。
極端な話、それで仕事を任せてもらえることすらあります。
部長が誰に仕事を任せようか迷ったとき、「あいつは名前知らないけど芸で元気がよかったな」と少し印象を持たれるだけで、何も覚えられてないやつより一歩リードできるのです。
出世の一番の近道は一発芸、とまではいいませんが、何事にも全力で取り組む姿勢は必ずや評価されます。
このサイトを見ただけでも、あなたはほかの人より芸について調べようとしている姿勢がある、という点で一歩リードしています。
芸をやるまでは恥ずかしいしやりたくないという気持ちが先行しがちですが、そこからもう一歩踏み出すだけで世界が変わるかもしれません。