大学生・社会人必見 お勧め一発芸ネタの作り方

新入生・新入社員への無茶ぶり、一発芸・余興・宴会芸。おすすめの対策をご紹介。

一発芸で笑いが取れるネタを作るには 「笑いの嗅覚を養う」「経験を積む」

一発芸の経験談はよく聞きますが、大半の方は最初から上手くはいかないことがほとんどです。

色々な戦略を練ることを勧めていますが、ある程度は経験や慣れによって養われることもあります。

 

大学のサークルでも最初は一発芸が全く面白くない後輩がいました。

しかし、その後輩は話している分には面白みのある人間です。

つまり、もともと面白くないというよりは

「何をやればいいかわからない」

「どういうネタがウケるのかわからない」

「どう表現すればいいのかわからない」

「自分のネタに自信が持てない」

という知識・経験不足が主な原因であると考えられます。

 

彼には私の持つ戦略を叩き込みました。

その後のネタでは無事笑いをとることができましたが、むしろ笑いを取った後にネタを繰り返す中でどんどん面白くなっていくことに気づきました。

例えそれが同じネタであってもです。

それは彼自身が笑いが起こるポイントやカットすべきポイントを経験的に理解していったからに他なりません。

 

戦略を練ることである程度の要素はクリアできますが、最後の完成度は経験や慣れがものを言います。

 

経験を積むにはひたすらネタをするしかないのでしょうか。

 

繰り返しネタを披露した経験は非常に大きな財産です。

どういうネタをやるとき笑いが取れて、どういう表現をしたとき観客が沸いて、どういうときにスベってしまったのか。

強みと弱みを知ることが第一歩です。

もちろん毎回同じネタをやるわけではないでしょうが、笑いをとれたパターンは応用が利きます。

 

また、実際にネタをやってみないとわからない「間(ま)」もあります。

間の取り方次第では観客にうまく聞き取ってもらえなかったり、テンポが速すぎると観客の理解が追い付いていなかったり、これは何の経験もない人が個人練習を繰り返すと陥りがちな罠です。

 

そして、たくさん披露する経験がある人は、人のネタを見る機会も多いです。

他人のネタほど勉強になるものはありません。

演者と観客のどちらでもない第三者的な視点でよく観察しましょう。

観客側で観察することで、どういうネタで笑いが起こる・空気が緩むといった微妙な嗅覚が養われます。

 

ここからわかることは、

①自分でネタをする経験

②他人のネタから学ぶ経験

の2種類が大事ということです。

 

自分でネタをする経験は、観客付きでネタを繰り返す以外にありません。

新入生や新入社員が先輩にネタみせするなら、新入同士で見せ合うのがいいでしょう。

お互いに感想をぶつけ合ってアドバイスするのも非常に効果的です。

 

これは、同時に他人のネタから学ぶ経験も得られます。

そしてこれはサンプル数が多ければ多いほどいいです。

面白いネタとつまらないネタ、どちらからも学ぶことはあります。

 

そこで、Youtubeでテレビのモノマネバトルとか一発芸大会を見るのは一つの勉強法として有効です。

最近ではYoutuberの方々も面白いモノマネ動画をかなりアップロードしています。

場合によってはYotuberのネタをそのまま自分用に拝借することも可能です、ですが自分が披露する場で内輪すぎるのはやめましょう。

Youtuberがやるアニメキャラとか音のモノマネはいいですが、「Youtuberのモノマネ」をしても観客がわかるかどうかは怪しいです。

大学生なら通じる可能性は高いですが、社会人、特におじさんが多いような場ではやめておきましょう。

 

あとは劇場に行って観客がいる場で人のネタを見る、というのも非常に有効です。

これはプロのネタが見れるので、そのまま引用もできるぐらい学びにあふれています。

さらに、観客がいる場でネタを見る、というのが重要です。

サクラではない観客のリアクションはシビアで正直です。

その観客の空気というのも学び取ることができるわけです。

 

 

戦略を練ることは一番重要です。

しかし、経験がないと戦略自体がから回ってしまうこともあります。

そして、仮に最高の戦略が練れても、経験が浅いうちは表現が追い付かないかもしれません。

戦略力・経験力、この二つを上手にバランスよく磨くことが、結局一番の近道です。