大学生・社会人必見 お勧め一発芸ネタの作り方

新入生・新入社員への無茶ぶり、一発芸・余興・宴会芸。おすすめの対策をご紹介。

キングオブコント2018の感想

今年もこの季節がやってきましたね。

 

まだ見ていない方もいると思いますが、結果含めネタバレガンガンで書いていくのでご了承ください。

 

今回の記事は感想メインにして、ネタの細かい話は別記事で今後書いていこうと思います。

 

まずは、ハナコの皆さん、おめでとうございます。

 

2018年の「結果発表」はこんな感じでした。

1位 ハナコ  464点 + 472点 = 936点
2位 わらふぢなるお 468点 + 454点 = 922点
3位 チョコレートプラネット 478点+440点=918点
4位 さらば青春の光 463点
5位 ロビンフット 462点
6位 ザ・ギース 458点
7位 マヂカルラブリー 443点
8位 だーりんず 437点
8位タイ GAG 437点
10位 やさしいズ 419点

 

点数と順位が出るといつも話題になるのが、採点についてですね。

万人受けがない以上、この手の批判は絶対なくならないですよね。

 

審査員受けして優勝した芸人さんとそのあと売れる芸人さんは違う、ってことも往々にして多いですよね。

 

つまり、芸人さんは審査員受けを狙えば点を取れる。

一般受けを狙えば審査員に評価されない。

この葛藤は芸人さん全員持っていると。

 

審査員競技ってのはどの世界でも難しいものです。

審査員受けをしてある程度上のステージに行かないことには、日の目を見ることもできません。

しかし、優勝がゴールというわけではない

売れて稼げるようになることで、テレビに出たりライブに人がいっぱい来るようになったりして、それを繰り返す。。

自分の資本を持って稼ぎ続けないといけないのは芸人さんに限らないことですが、彼らにとってはより顕著に生活に直結しています。

 

近年は審査員も固定されているので、その辺にどういうネタがウケるのか考えれば審査員受けのネタ作りはできるでしょう。

しかし、いつの時代も世間の評価をがっつり得られるのは、自分たちが面白いと思うことを本気でやった芸人さんでしょう。

そして、それが審査員にもうけるというのが一番のかたちなんでしょう。

 

それで食っていける人が何人いるでしょう。

キングオブコント2018には、2490組の参加があったそうです。

その中で売れるのは優勝者か世間にすごい爪痕を残した1組もしくはせいぜい2組。

優勝したって一時はテレビに引っ張りだこでも1年後まで出演し続けているのはさらに一握り。

0.1%以下の席を争う戦いなわけです。

 

「審査員受けを狙わずとも実力があれば勝ち上がれる」というのは正論です。

しかし、審査員という明確すぎるペルソナがあって、それに対して無策で挑むのは愚の骨頂ではないでしょうか。

少なくとも、笑わせれば明確に勝ちの目が見える相手がいる中で、自分の道を貫いての笑いにだけ走ってしまうのは、いくら実力があっても徒労に終わることでしょう。

笑いという抽象的な概念ですから、明確な商品提供というのは困難だと思います。

しかし、それを理由に審査員を度外視することはできない訳です。

 

審査員の評価に難癖をつける人は多いですが、それはその人たちが審査員という市場調査を怠ったことが原因の一つであることは間違いありません。

審査員競技で審査員にケチをつけることは何の解決にもなりません。

審査員が変わったところで同じ問題は絶対に怒ります。

十人十色である以上、全国民の代表意見を抽出できる審査員など存在しえない訳です。

 

 

審査員の批評をすることは、ある種ルールの批評と同じです。

どんな協議にもルールがあって審判がいます。

笑いはそのルールがちょっとだけ不明瞭なだけで、その不明瞭さをジャッジしてくれているのが審査員です。

 

つまるところ言いたいことは、いくら審査員が評価しようがしまいが、テレビという大舞台で芸を披露した以上、刺さる視聴者には刺さり、そうやってファンが増えていく。

優勝すればそのチャンスが格段に跳ね上がるけど、それだけでやっていけるような世界ではなく、いつまでも芸を追及して商品を作っていかなければならない訳です。

芸人さんはすべてわかっています。

分かっていないのは視聴者だけじゃあないでしょうか。