大学生の新歓イベントで新入生が一発芸を振られたら 「おすすめの対処方法」 一人編
大学生といえば一発芸です。
高校まではそこまで一発芸経験がある人は少ないでしょう。
しかし、社会人の間で一発芸が横行しているこのご時世です。予行練習の場として大学生たちもその一発芸に苦しめられるわけです。
辛い受験戦争を乗り越えてようやく手にした夢の大学生活。
色々な新歓コンパに行って、入ることを決めたサークルで楽しい日々を送ろうと思った矢先に、新入生に牙をむくのが一発芸の洗礼です。
特にちょっと体育会系だったりすると、ほぼ間違いなく新入生はやらされます。
しかも、それで辞められたりされても困るので、先輩たちは巧妙にそのことを隠しながら持て囃してきます。
入部まではお客様として扱ってもらえますが、だんだんと最下級生としてこき使われてきます。
そして大きな飲み会や合宿の席で一発芸をやらせる・・・これが世間一般のいわゆる「昔ながらの体育会系サークル・部活動」の流れです。
前置きが長くなりましたが、今回は一発芸に耐性が無い新入生の皆様に対策をお伝えします。
前提
新入生が一発芸を披露するということであれば、以下の状況が想定されます。
-観客は全員大学生
-年齢は20前後
もちろんここは皆さん共通ですね。
大学生は流行に敏感です。
テレビもよく見ていて、最新のお笑いにも詳しいことが多く、笑いのハードルは酔っぱらった社会人のおじさんよりも高いです。
ただし、世代が近いこともあり、自分が面白いと思うものなら相手にもそう思ってもらえる可能性は高いでしょう。
まずはピン(一人)でやらされる状況について考えていきます。
今回のピン芸ですが、笑いをとるのが最も難しい状況です。
まずは前述の通り、学生のほうが笑いにシビアです。
さらに、お酒も飲んでもいない想定だと、勢いで笑わせるのもほぼ無理でしょう。
それでもこのブログで紹介する基本方針は変わりません。
戦略を練り、芸人さんのネタからヒントを得て、オリジナリティを足して自分だけのネタを作ってください。
あとは、一発芸ですので、「尺は短く」でも「ちゃんと伝わるネタ」を意識してください。
大学生のシビアさというのは、知っているネタに対するものです。
おじさん連中より記憶力もいい分、一度見たネタをまた見るときのがっかり感が大きいのです。
そこで、一見見覚えのあるネタでも、オチにひねりを加えたり、内輪要素を入れ込むことで、彼らの予想を上回ることができます。
というわけで具体例として、以下の3つの対策をご紹介していきます。
1)モノマネ
ピン芸の代表例モノマネです。
何度もおすすめしてきていますので、有名どころのレパートリーが既になにかしらある前提でお話していきます。
・モノマネ+シチュエーション
アントキの猪木さんとかじゅんいちダビッドソンさんみたいな感じです。
モノマネをベースに何かシチュエーションを作ってみる。もしくは上記お二人のネタを別のモノマネに置き換えてみるなどです。
ただし、芸人さんレベルの完成度を求めて長くする必要はありません。
長くても30秒以内くらいのボリューム、できれば10秒くらいでぱっと終わらせてしまってください。
・細かすぎるマニアックモノマネ
細かすぎる、でも確かにそんなシーンがあった。それくらいの幅を狙うモノマネです。
それ自体がオリジナルな切り出しですが、伝わらなければ意味がありません。
後は明確にターゲットを決めましょう。
やはり大学生というフィールドであれば4年生の先輩とかでしょうか。
「そこまで有名ではないけどその作品を好きな人なら知っていそうなワンシーン」を抽出してみてください。
お題の言い方も大事です。
オチに触れないまでも、ざっくり状況を説明しつつ、意外なオチが来ることを予見できる前振りを作りましょう。
例)マンガドラえもんより、努力の末100点を取ったのび太に対してドラえもんが放ったひどすぎる一言 「ああ、ついにカンニングしたか」
あまりに誰も知らないような元ネタはやめておきましょうね。
・内輪モノマネ+アルファ
内輪の先輩のモノマネまたは内輪ネタを活かしたモノマネです。
いじっても大丈夫そうな、それでいてちょっと面白い特徴のある人がいいと思います。
プラスアルファの部分ですが、「絶対に言わなそうなこと」とか「極度に誇張」とかそういう路線で考えてみてください。
ただし、新入生である皆さんより先輩方のほうが長く接している人物のモノマネになるわけですから、しっかり観察した上で練習を重ねて披露してください。
中途半端な出来はお叱りを受けるかもしれません。
2)ピン芸人のマネ
ピン芸人さんのネタをマネして、オリジナリティを追加していく方法です。
オリジナリティの部分はネタによっていろいろと工夫のやりようがあると思います。
例えばサンシャイン池崎さんとかだったら、自己紹介ネタですので、適度に自虐ネタや暴露ネタを盛り込みながら自己紹介ができますね。
自虐は良いですが、他人を貶めての暴露は今後の関係が険悪になる可能性もありますので自己責任でお願いします。
3)マイナー芸人さんのマネ
テレビにあまり露出していない原石芸人さんを見つけ出して、そのネタをマネする、というものです。
これならそもそも知らない人が多いので、オリジナリティによる部分は少なくてすみます。
ただし、いまだブレイクしていないネタということですので、単純に面白いかどうかで判断されます。
全く無名の芸人さんより、少しでも知っている新入生が、内輪な雰囲気でやるほうがハードルは低いかもしれません。
しかし、知られてなくて面白いネタを見つけるというのは結構大変です。
ネットに色々なキーワードを入れて検索し続ける・DVD等を借りて研究してみる、もしくは劇場とかで直接見つけ出すかです。(ただし劇場だとその場一回限りなので、研究が困難です。)
次回は団体戦についてです。