大学生・社会人必見 お勧め一発芸ネタの作り方

新入生・新入社員への無茶ぶり、一発芸・余興・宴会芸。おすすめの対策をご紹介。

伝えることの大切さ 「分かりやすいネタ」とは

突然ですが、盛り上がる芸に共通するものは何でしょうか。

勢い・戦略・シュールさ・見た目のインパクトなどなど、人によっていろいろと意見をお持ちかと思います。

 

もちろん、上記の要素はすべて大事だと思います。

しかし、ここであえて一つに絞るならばそれは「分かりやすさ」です。

 

面白いことをやっていても相手に伝わらなかったら意味がないのです。

 

Case1:声が小さくて聞こえない

T君はよく面白いことを言うし頭の回転も速いです。

しかし、声が小さいので、大勢で話していても隣の人までしか聞こえない。

隣の人はT君の話とか返しが面白いと思って、そのまま繰り返してみると大勢全員にウケた。

 

身近にこんな例はないでしょうか。

せっかく笑いをとれるだけのアイデアがありながら、ほかの人においしいところを持ってかれてしまうわけです。

 

Case2:知らないと笑いが取れない話をする

会社の先輩Bさんは、話が大好きです。

新入社員もいるような飲み会で、Bさんの同期のNさんと盛り上がり始めました。

話の内容は昔一緒に仕事をしたAさんとOさんの話です。

二人は爆笑していますが、新入社員たちはAさんもOさんも知らないし、昔の仕事の状況とかも何も説明を受けていないので、意味が分かりません。

 

必要なバックグラウンド情報がなければ、笑える話も意味の分からない話になってしまいます。

自分たちが楽しいことだけをしようとすると、どうしてもより面白く伝えることについて疎かになりがちです。

 

Case3:分かりにくい状況を言葉だけで伝えようとする

エンジニアのJさんはお客さんのHさんと電話で設計に関する打ち合わせ中です。

「上に飛び出たパイプの右下あたりにある取っ手をタンクの下にある左側のナットに・・・」

電話で一方的にJさんは説明していますが、Hさんは全くイメージができません。

 

これは電話なのでしょうがないシーンでもありませんが、会話でも言葉だけで説明するのか身振り手振りを付けるのかだけでもわかりやすさはだいぶ変わってきます。

話をする側は自分の頭の中にイメージがあるのでそれに沿って説明してしまいますが、まずは相手の頭の中にも同じイメージを描いてもらわないと言葉だけで伝えるのは至難の業です。

 

 

3つのCaseについてお話ししました。

これは日常のシーンでの例ですが、伝わらないってだけで意味が分からないどころか、場合によっては相手を苛立たせてしまうこともあるわけです。

 

これは芸をやるときも一緒で、ぼそぼそ喋ったり、全く伝わらない内輪のネタをやりだしたり、全くイメージができないようなシチュエーションのネタをしたり・・・

そんなの分かるわけないじゃん!って冷静に考えればわかるようなネタをやってしまう人って結構います。

 

分かりやすく滑ってもらったほうがだいぶイメージは良いです。

よくわからないままのネタをやられると、終わったかどうかも分からないし、観客をもやっとさせてしまいます。

 

いつも笑いが取れなくて変な空気になってしまう・・・と思い悩んでいる皆様。

まずは相手の立場で考えて、どうしたら今からやろうとしていることが伝わるのか、当たり前のことですが、ここから見直してみましょう。