大学生・社会人必見 お勧め一発芸ネタの作り方

新入生・新入社員への無茶ぶり、一発芸・余興・宴会芸。おすすめの対策をご紹介。

セールスマンに学ぶ

今回は、前回からのからの続きです。

 

 

具体的な話にはやく入りたいのですが、やはり理屈が大事です。

ネタの基本形はマネすればいいのですが、そこからどうやってアレンジするかのパターンを知っておかないと、的確にニーズにヒットさせるネタにはなりません。

 

 

とはいうものの、相当に理屈っぽいので、時間があるときに読むくらいな感じでいいと思います。

「2時間後に一発芸なんだよ!!」って人は後半の記事から読んでください。

 

というわけで今日の本題に移りましょう。

 

ニーズに合わせて商品を提供する

分かりやすいかどうかはともかく、セールスマンを例にとってみます。

 

セールスマンはまず、売り込まないといけない商品をいくつか持っています。

そして、売り込みをかける集合住宅地を客層から決定します。

恐らく大体の場合は日中、旦那さんが仕事に行っている間家で家事をしている主婦の方なんかがターゲットになるんじゃないでしょうか。

 

この時点で、商品を売る相手のモデルは見えてきますね。

 

あとはどんな不満を抱えてるかも想像してみましょう。

子育てが大変、旦那が家事を手伝ってくれない、疲れで肌の調子が良くない、色々と定番の悩みがあるかと思います。

 

そこまで見えてくれば、あとはご自慢のセールストークでそのあたりの不満に応えてくれる商品を紹介していけば、「ちょうどそういうものが欲しかった」と思う奥様が多いのではないでしょうか。

 

・・・なんとなく言いたいことが伝わったでしょうか。

 

人がそれぞれ抱えているニーズが分かれば、どんな商品を売り込んでいけばいいか、

もっと言えばどの商品を武器にして敵と戦えばいいかが見えてくるわけです。

 

 

このブログのテーマに戻ると、商品が「ネタ」で、セールスをかけるお客さんが「敵」つまり観客です。

 

客の情報がなければ、欲している商品が売れないように、

観客の情報が無ければ、盛り上がるネタは提供できません。

 

 

前置きが長すぎますね。ここからが本当の本題です。

 

敵の姿をイメージすること

試しに簡単なシチュエーションを起点に考えていきましょう。

 

よくあるパターンはやはり新入社員歓迎会などでしょうか。(ここでは無茶ぶりではなく、事前にやることを知らされているとします。)

 

まず相手を知ろうにも、歓迎会の場合はまだ知り合って日が浅い先輩なんかが多いと思いますので、個々の笑いのツボを押さえるのは難しいでしょう。また、年代も幅広い可能性が高いです。

 

こういう場合は、全員にウケようと思ったら、ど定番なネタか旬のギャグ当たりしか選択肢がないでしょう。

 

そこで、参加者の中での中心人物集団、それが分からなければ年代の近くて笑いのツボを押さえやすい相手等にターゲットを絞りましょう。

 

また、本番当日はその人たちの近くでネタをやる状況を作るのが望ましいです。

 

一部分とはいえターゲットを絞って笑いが取れれば、なんとなく成功した雰囲気で終わることができます。

 

敵の懐に潜り込んで笑いをとっていくことが重要です。

 

後は、参加者のことをよく知るよう、歓迎会の日までできるだけ情報を集めましょう。

 

知っておくと有利に働くのは、その人が過去にやったネタ・好きな芸人・好きなネタの種類・その人自身(または対象となる観客の中で目立つ人)の特徴や口癖等です。

 

過去にやったネタを知ることができれば、その人の笑いのツボはおさえやすいです。当然自分である程度面白いと思ったものしか、人前では披露しないですよね?そこを利用します。

 

好きな芸人が聞ければ、その芸人のネタなら知っていても笑ってくれる可能性が高いです。その芸人のネタを完コピしたり、少しそこに内輪ネタを取り入れたりと方針を定めやすいです。

 

好きなネタの種類というのは非常に抽象的ですが、世の中には下ネタが大好きな人とか、体を張ってるネタが好きだとか色々趣向が違います。知るのはなかなか難しいですが、これを聞ければちょっと取り入れるだけでも、ターゲットは気に入ってくれます。

 

そして、ターゲットとする人の特徴や口癖はモノマネをしたり、内輪ネタをする際に大いに役に立ちます。

また、敵(観客)が全員共通で知っている中に癖の強い人がいれば、それは非常においしい材料になります。(ただし、モノマネやいじりネタに使う場合は大丈夫な人かそうでないかはちゃんと見極めてください。本当の意味での敵に回してしまう可能性があります。)

 

敵を知るだけでも、戦略は相当決めやすくなります。

 

次回は、自分の持つ商品のほうに焦点を当てていきます。